2012年6月28日(木) 高知市文化プラザかるぽーと3階ガレリア
World Music Night vol.9
~世界の音楽と料理を楽しむ夕べ~
主催: 国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト
世界の音楽と料理を楽しむ人気プログラム、「ワールドミュージクナイト」も今回で9回目。
今回は「ワールドミュージクナイト」としては久しぶりに、半屋外のガレリアを会場にして開催しました。
非常にタイトな準備期間にも関わらず、今回も満員のお客さんにお越しいただきました!
1組目の出演は、4月のワールドミュージックフェスティバルの熱演も記憶に新しいフラメンコユニットEstudio Luciaさんです。
濱田夫婦の圧倒的なギターとカンテは何度聞いても素晴らしく、情熱的なダンサーの皆さんも圧巻でした。
続いてはプロジェクトメンバーでもあるアコーディオン奏者、坂野志麻さんのステージです。
様々なステージで精力的な活動を続けている坂野さん、今回もクラシックからアニメ、昭和歌謡と、見事な振り幅の演奏を聴かせてくれました。
アンコールで飛び出した「スーダラ節」は、世界の料理とお酒でいい感じの客席がドッカンと盛り上がった瞬間でした(笑)。
そして取りを務めるのは日本・オランダ混合メンバーによるジャズユニット、ザ・ファウンデーション。
フォルクローレバンドWAYNOのベーシストとして、高知になじみの深い谷中秀治さんが、ニューヨークで活動をしていた時にサックスプレイヤー、ゼイン・マッセイさん達と結成していたユニットです。
今回は谷中さん、マッセイさんに加え、高知の実力派ミュージシャンによる編成での演奏となりました。
が、谷中さん達は東京から当日朝に車で高知に向かうスケジュールで、何かトラブルがあると会場入り時間どころか本番まで危ういというスケジュール…。
なんとか無事に会場入りしてサウンドチェックの段階で、高知のミュージシャンと初めての全体練習。30分ほどのリハーサルで曲のニュアンスを確かめ合い、そのまま本番という綱渡りのような行程でしたが、いざ本番となると、見事、としか言いようのない素晴らしい演奏でした。
特に印象的だったのが、日本食大好きなゼインさんが作曲した、その名も「ホッケ」。
かっこいいフレーズのサックスソロの合間に入る「ホッケ!」のかけ声は、インパクト抜群でした!
梅雨の明けきらない、蒸し暑い中の半屋外公演でしたが、それを上回る熱い演奏と、超満員のお客さんの熱気で信じられないような盛り上がりとなりました!
これだからワールドミュージックナイトはやめられません!
(吉田剛治)