2011年8月24日(水) 高知市文化プラザかるぽーと小ホール
World Music Night vol.8
~世界の音楽と料理を楽しむ夕べ~
主催: 国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト
世界の音楽と料理を楽しむ「World Music Night」。
これまでにたくさんの国の音楽と料理を紹介してきましたが、今回メインゲストで招いたのは、ウルグアイに伝わるパーカッション「タンボーラ」をフィーチャーした、「ドス・オリエンタレス フィーチャリング レイ・タンボール」!!
「ドス・オリエンタレス」はウルグアイの著名な作曲家でありピアノ奏者である、ウーゴ・ファットルーソさんと、日本を代表するパーカッション奏者、ヤヒロ・トモヒロさんによるユニットで、「レイ・タンボール」はウーゴさんがウルグアイの素晴らしい(そして若い!)タンボール奏者を率いて活動している楽団です。
この2組に地元高知からは、高知が誇るインターナショナルバンド「ウインドビート」が共演するという、非常に贅沢な公演となりました。
この贅沢な公演に先立って、前日の8月23日には、ヤヒロさんによるパーカッションワークショップを開催しました。
ヤヒロさんは昨年5月、本年6月とそれぞれ違うユニットでかるぽーとで演奏していただいており、高知にも熱心なファンがいらっしゃいます。
特にパーカッションを演奏する方からは絶大な支持を集めており、今回このワークショップが実現することとなりました。
ワークショップは演奏経験者のみを対象としましたが、それでも定員いっぱいの30名が参加され、形やフレーズからでなく、ひとつひとつの音の意味を感じさせるような熱のこもった指導をしていただきました。
そして公演当日。
今回もたくさんのお客さんをお迎えして公演スタート!となりました。
まずは「ウインドビート」の演奏からです。
「ウインドビート」は高知在住の外国人アーティストを中心にメンバー構成されており、毎年少しずつメンバーが入れ替わっていきます。
そのメンバーの入れ替わりによって楽曲の解釈が変わるなど、バンド自体がまるで生き物のように変わっていく不思議なユニットです。
この日も心地よい演奏を届けてもらいました。
そして休憩後、 「ドス・オリエンタレス フィーチャリング レイ・タンボール」の演奏が始まりました。
前半は「ドス・オリエンタレス」の2人による演奏です。
ピアノとパーカッションというシンプルな構成ながら、言葉で形容しがたい、楽曲ごとに全く違う世界が拡がっていくような素晴らしい演奏でした。
そして後半「レイ・タンボール」が加わってからは一気に盛り上がっていきます。
熱のこもった演奏に包まれ、会場中がどんどんヒートアップしていきます。
気がつくと演奏時間も予定より大幅に押して本編が終了しました。
会場からは大きなアンコールの声。
舞台袖では終了時間をオーバーしていたため、1曲だけ演奏しようとステージに出て行ったメンバーでしたが、大きな歓声に応えているうちにメンバー自身も盛り上がったようで、さらにもう2曲!
最後は全員で客席を練り歩きながらの演奏でフィナーレになりました。
スタッフも含め、お客さんの多くは、事前の知識がほぼ無い状態で彼らの演奏を体験したと思うのですが、個人的には今回が過去最高の盛り上がりのように感じました。
これからも、まだ見ぬ素晴らしい音楽を届けていけるよう頑張ります!
(吉田剛治)