Rigsby.Schatz & Kawabata. Japan Tour 2011

2011年2月28日(月) アルテック
Rigsby.Schatz & Kawabata. Japan Tour 2011
主催: 国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト

当日は天気も比較的温かく、カントリーを聴くには雰囲気的にピッタリの気候でした。先ずは主役の登場の前に、高知を代表するブルーグラス バンドのLonging For The Southlandが登場。

アーリーアメリカン、ブルーグラス、カントリーミュージック、と言った音楽ジャンルのみならず、当日はビートルズのカバーも演奏。相変わらずの落ち着いた演奏と、心が穏やかにさせてくれる音質で会場の空気を3度ほど上昇させてくれました。

今回の会場である、アルテックさんが又、抜群の空気感を持つ場所で、聴く音楽が実際の音以上の音質に感じられます。これも老舗ならではの潜在的なパワーの仕業なのでしょうか。

さて、本日のハイライト、Mark Schatz(ウッドベース) Don Rigsby(マンドリン/ヴォーカル)そして、バンドマスターと言える、関西系アメリカ人、Maro Kawabata(アコーステックギター /ヴォーカル)の登場です。

今年が、ブルーグラスの父と言える、ビル・モンローの生誕100年に当たり、彼らが大きな影響を受けた、この偉大なアメリカのアーティストを意識したライブとなった気がします。当日ビル・モンローの100周年Tシャツも彼らは、自分達のCDと一緒に販売していました。

肝心の彼らの音楽は、正確な演奏テクニックに裏づけされた、安心して聴ける音で、日本人である我々も、この時間は、あたかもアメリカ人になったかのようでした。

また、レパートリーの合間には、マークさんが軽快なステップのダンスを披露。そして、ドンさんは素晴らしいマンドリン演奏と同時に、これまた綺麗で透き通るかのようなヴォーカルを聴かせてくれました。

勿論、バンマスのマロさんは、全体の進行役として、関西人らしいジョークも要所要所に入れつつ、控えめながらバンドの屋台骨となるアコーステックギターとヴォーカルを終始聴かせてくれました。

さらに、ライブは先に出演のLonging For The Southlandと、マークさん、ドンさんやマロさんが1人、あるいは数人で飛び入り!でジョイント。
型にはまらない、アドリブ的な楽しい雰囲気のライブとなり約2時間、会場の皆さんを大いにハッピーにさせてくれました。

Longing For The Southland、そして、マークさん、ドンさん、そしてマロさん皆さんお疲れ様でした。

追記/翌日、メンバーの3人は、Longing For The Southlandのマンドリン奏者、小田さんと共に何と当店へ高知の地酒を購入しに足を運んでくれました。
サンキューベリーマッチ シーユーアゲイン・・

(安岡 博)