JAZZ NIGHT 木住野佳子コンサート

2014年11月13日(木) 高知市文化プラザかるぽーと小ホール
主催: 国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト/高知市文化振興事業団
実力派女性ジャズピアニスト、木住野佳子さん率いるピアノトリオの高知公演を開催しました。
フロント・アクトは、高知市を拠点として活動するデュオユニット「マキコリカコ」さん。マキコさんのピアノの調べに乗せた、リカコさんの優しく力強い歌声と、二人の軽妙なMCによって、会場は温かい空気感に包まれました。
メイン・アクトの木住野佳子さんは、真紅のドレスを身に纏い、『HOPE』という疾走感溢れるオリジナル曲で公演をスタートさせました。ドラムの藤井学さん、ベースの日景修のテクニックも素晴らしく、ステージ上の三人は、まるで楽器を体の一部として、踊るように演奏しているのがとても印象的でした。
木住野さんは七年ぶりの来高で、かつてピアノソロで演奏した『よさこい節』をトリオで披露するなど、この空間でしか味わえないアレンジを施した、数々のカヴァー曲も織り交ぜていました。
ラストは圧巻の『リベルタンゴ』、アンコールは『上を向いて歩こう』で締め括り、ジャズの持つ自由な楽しさ、奥深さを感じられる贅沢な公演となりました。

(吉田剛治)