Misko Plavi

2009年12月7日(月) 高知県民文化ホール グリーン
Misko Plavi
Music Around The World Encore Tour 2009
主催:国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト/(財)高知市文化振興事業団/ 高知県立県民文化ホール

2009年12月。1週間の間に3本のコンサートを開催した、当プロジェクトの本番ラッシュ最終日。
当初観客の動員数にスタッフ達も心配を隠せない様子でしたが、本番はなんとか形になり、240名のお客様に満足してもらえた一夜となりました。

本日、“ミシュコ・プラヴィ アンコールツアー 2009”として、セルビア出身のミシュコ・プラヴィさんが、高知の多くの人々のアンコールに応えてやってきてくれました。
今回高知に来られるのは2回目だそうです。長身のミシュコさんがアコーディオンを手にすると、なんだか楽器が小さく見えてしまいそうでした。

さぁ、いざ本番スタート。
しんと静まり返った空間にミシュコさん登場。 そして、アコーディオンの素晴らしい音色が会場に響き渡ってきました。私は今回初めて演奏を聴いたのですが、想像していたアコーディオンの音とは全く違う、なんとも息を呑む演奏でした。
全身を使って演奏しているんでしょうね。合い間に、息切れまじりの片言の日本語で会場の観客にお話されるミシュコさん、印象的でした。
たった1人で演奏しているとは思えない迫力、音量、そして存在感。アコーディオンという楽器を最大限に惹きだしている、そんな素晴らしい演奏でした。

前半を締めくくる2曲は、スペシャルゲスト、「Bell Arabi Belly Dance」のリーダーである中川知香さんが舞台に登場。実は、2009年6月23日に行われた「World MusicNight vol.3」でもコラボしたことがあるんです。
中川さんが登場した瞬間、会場がまた違った空間に包まれました。不思議ですよね、アラブの雰囲気のベリーダンスとミシュコさんの演奏、本当に素晴らしいのです。観る者が釘付けになり、テンションも上がり、多くのこどもたちも目をキラキラとさせながら楽しんでいました。
今回でベリーダンスに興味を持った方も多いのではないでしょうか。

後半も、ミシュコさんの演奏でどんどん会場は盛り上がりました。アコーディオンの演奏に応える観客の手拍子。会場が一体になる瞬間が多くあり、音楽を全員で楽しんでいると感じた瞬間でもありました。

今回、アンコールツアーとして高知に帰ってきてくれたミシュコさん、素晴らしい踊りを披露してくださった中川さん、たくさんの感動をありがとうございました!!
観客にこども達の数が多かった印象がありますが、幅広い年齢でも楽しめる音楽を、今後もご期待ください!!

(三木涼子)